北股川源流

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     ○1999年6月4日
     小山伏、ベリ、BAKU、ミ〜ヨン、パルプ、あめのうお 、Taq、伊能
     【報告】ベリ
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 初めての沢 \(^O^)/
 沢雪山歩の親睦野外オフで,初めての沢登りをやってきました。ちょっとばかりそのご報告を‥‥。
(小山伏に報告書けと言われたけど,あんまりよく覚えていないんですわ。)

 前夜の野外宴会の様子は誰かが書いてくれるでしょうからパスして,いきなり日曜日朝から始めます。
 小山伏ワゴンに乗り込んだのはオッサン (及びほぼオッサン) ばかり8人。作業ズボンにヘルメット のいでたちは「沢雪山歩」より「沢雪組」か「沢雪興業」の方が似合いそうなどと言いながら,ほんた び号の案内 (なぜかほんたび号は後ろを走っていたけど) で北股林道を遡ること約40分。林道の終点近 くで下車。身支度を整え,ほんたびさんの見送りを受けて,いざ出発。

 滑りやすい踏み分け道をどんどん下って,支流を1本越えて本流へ。しばらくは河原の岩を伝い歩く。 両岸や谷の奥には白いアジサイが鮮やかに咲き乱れ,目を楽しませてくれる。

 右に大きく曲がったあたりからジャバジャバと流れに入っていく。初めて履く沢靴は,フェルトソー ルの感覚がなかなかつかめない。「この岩に乗っても滑らないだろうか?」「苔の上はどうなんだろ う?」と,おっかなびっくり足を載せていく。見上げるとまさに新緑まっただ中の素敵な風景なんだけ ど,なかなか周囲を見る余裕がない。

 なんとかみんなに遅れないようにしてしばらく進むと,10mほどの2段になった滝が出現。小山伏は するすると登っていくが,私はパルプさんについて左岸を巻く。やっぱりあんまり濡れたくないなぁと 思ってしまう。

 何本かの支流を分けながら岩を伝い歩いたり,膝くらいまで水に浸りながら歩いたり,崩れやすい巻 き道をよじ登ったり‥‥。なんだか自然と格闘しているみたい。  2本目の小滝を高巻いているとき,右足をおいた小岩が崩れた。足を上げれば岩が落ちる。どないし よう‥‥と思っていたら,下からパルプさんが落ちそうになっている岩を押さえてくれた。助かったぁ。

 そうそう,岩が張り出している下をくぐり抜けようとしたとき,ザックが岩に引っかかってしまった こともあった。もがいているうちに足元が崩れていく。ホールドにしていた岩も‥‥。小山伏がシュリ ンゲを出してくれて,なんとか脱出することができた。助かったぁ。  3本目の小滝はそれまでの2本に比べて登りやすそうに見えたので,思い切って登ってみた。うん, 登れる。顔にかかる水の飛沫が気持ちいい。身体前面を濡らして登り切った。うん,爽快。
 でも,うっかりポケットに入れたままのタバコとライターまで濡らしてしまった。
 水が途切れるところで何度目かの休憩。歩き始めてから何時間たったのか,時間の感覚がさっぱりな い。縦走だったら「さっきの休憩から1時間ほど歩いたなぁ」とだいたいわかるのだが,今日は全然わ からない。腹も減らないし,水もあんまり欲しくない。タバコばっかり吸ってる。緊張してるのかなぁ ‥‥。

 このあとは笹原の斜面をつめる。伊能さんの「沢靴で笹の上を歩くとよく滑る」という一言が聞こえ て,また緊張の度合いが高まる。もう恥も外聞もなく,両手で笹をつかみながら四つん這いになって登 っていく。登っては滑り,滑っては登る。
 やっと稜線に登りつめたころ,満開のシロヤシオが迎えてくれた。そこから10分ほど稜線をたどると, そこが池木屋山のピークだった。やっと一息つくことができた。でも,今登ってきたあの沢を今度は下 るのかと思うと,緊張感は解けない。登るより下る方がイヤだなぁ‥‥。
 あめちゃんが化粧まわしを締めて四股を踏んでくれたけど,下りの不安を思うと自分の笑顔が引きつ っているように思える。このまま稜線を下る‥‥というわけにはいかないんだよなぁ。重い腰を上げて, 下りにかかる。

 あらら,下りはガレ場だ。急斜面のガレはイヤだなぁ。まっすぐ下ったらどこで止まれるかわからな い。斜滑降のようにトラバースを繰り返しながら下っていく。それでもだいぶ石を落としたなぁ。下に 誰もいなかったからよかったけど‥‥。

 下りはやっぱり滑りやすい。一歩一歩緊張しながら足を出す。それでもふっと気が抜けているときが ある。そんなときには必ずと言っていいほど滑る。何回かこけた。おそるおそる足を出すから重心が後 ろに残って,かえって滑りやすいんだよなぁ。真上から踏めばいいんだと理屈ではわかっていても,な かなかできないぞ。一度滑ったりこけたりすると,ビビリが入ってよけいにギクシャクしてくる。

 心配してくれたTaqさんがずっと後ろからついて見てくれている。感謝。

 そんなこんなでなんとか下ることができた。同じ谷でも登りと下りとでは全然違うように見えた。下 って振り返ってみて初めて「ああ,ここだったのか」とわかるといったように。  アジサイの花に迎えられるころ,ようやく本流を離れる。ここまで戻ってきてやっと緊張感から解放 される。そういえば朝からずっと用足しをしていなかったことに気づいた。

 車に戻ったときにはもう膝はガクガク,腕はパンパン。帰りに寄った入之波温泉の気持ちよかったこ と!

 ずっとサポートしていただいた小山伏さん・パルプさん・Taqさん・伊能さん・BAKUさん・あめのう おさん・ミ〜ヨンさん,ありがとうございました。皆さんのおかげで沢登りを初めて経験することがで きました。

 用具一式を快く貸してくださったりかあさん,本当に感謝しています。ありがとうございました。き ちんと洗って返さなければいけないのに,川でジャブジャブとやっただけで伊能さんに託してしまい, すみませんでした。

 去年はクライミング初体験。今年は沢登り初体験。来年はどんな初体験が待っているんだろう?
 それにしても,もうじき50歳になんなんとしているのに,こんなことしててもエエんやろか?

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